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企業のクラウド移行が進む一方、オンプレ回帰に至る企業がいる理由
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企業のクラウド移行が進む一方、オンプレ回帰に至る企業がいる理由

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こんにちは。しろまです。
近年、DX推進やテレワークの増加による、企業のクラウド移行が年々増えています。
一方で、一度はクラウドに移行しオンプレミス環境に戻す、いわゆる「オンプレ回帰」が海外を中心に増加していることも事実です。
では、なせオンプレ回帰に至るのか、事例などを交えまとめてみました。

クラウドとは

クラウドとは、クラウドコンピューティングの略称で、ITリソースをインターネット経由で利用する形態のことをさします。
クラウドには、大きく2種類に分類され、プライベートクラウドパブリッククラウドがあります。
違いとしては、ITリソースを専有で使用するか、共有で使用するかの違いになります。
プライベートクラウドは、ITリソースを専有で使用し、パブリッククラウドは共有で使用します。
一般的に、クラウドといえば、パブリッククラウドをさすことが多いです。

主なクラウドベンダとして、Amazon(AWS)、Microsoft(Azure)、Google(GCP)が有名どころになります。

オンプレミスとは

クラウドの対義語で、ITリソースを自社で所有し自社施設内やデータセンターに置き、自社で運用する形態です。
クラウド登場以前からの従来の運用方法だったので、当時は特に呼称はなかったのですが、クラウドが登場したことでクラウドと区別化するために、従来の運用方法に「オンプレミス」という呼称がつきました。

今後のクラウド市場

IDC Japan 株式会社にて、国内パブリッククラウドサービス市場予測を発表しています。
それによると、年々市場規模は拡大し、2026年の市場規模は3兆7,586億円になると予測しています。

出典:IDC Japan, 国内パブリッククラウドサービス市場 売上額予測、2021年~2026年

クラウドに移行するメリット

機器の購入や、データセンターでのラックの契約などが不要で、初期費用がかからず、すぐにシステムの構築を行うことができます。
また、要らなくなったシステムは簡単に捨てることができたり、障害が発生した場合も、クラウドベンダーが対応するため、保守運用面を気にする必要はありません。

以前、私が保守運用の業務を行ってた際には、障害発生時はデータセンターに行き機器の再起動を行ったり、交換に立ち会ったりなどをやっていました。
突発的な対応になるので中々にキツイ場面もありましたね…

オンプレ回帰した例

前述したように、クラウドはオンプレミスと比べ導入障壁が低く、
また、従量課金になるので積極的なコストコントロールができます。
無駄を徹底的に省くことができ、一見してメリットだらけに見えます。
では、一方でオンプレ回帰に至る企業がなぜいるのか、気になりますね。

オンラインストレージのサービスを展開するDropboxはオンプレ回帰を行った企業の一つです。
大手クラウドベンダのストレージシステムにデータを保存していましたが、事業が成長をしていく中で、データ量も増えていき、ペタバイトから将来的にはエクサバイト規模になることが予想されていました。
このままでは膨大なコストがかかってしまうので、オンプレミスへの移行に踏み切ったそうです。
オンプレミスで構築するにも膨大な初期投資になりますが、そのままクラウドを使用するよりは大幅なコストカットになったようです。
また、もう一つの理由として、自社サービスを利用するユーザーが、もっと最適に使えるようなストレージシステムを構築したいとの考えがあったようです。
オンプレミスの大きなメリットとして、カスタマイズの自由度が高いことがあげられます。

ユーザーエクスペリエンスの向上と大幅なコストカットが実現できたDropboxは、オンプレ回帰での良い成功事例といえます。

余談ですが、クラウドからオンプレへのデータ移行には半年かかったそうです。

まとめ

Dropboxのように、オンプレ回帰により成果をあげる企業は他にも多くあります。
クラウドは便利な部分は多いですが、使い方や、パフォーマンス面など求めるレベルによっては、実は不向きな場合があります。
クラウドへ移行するうえでは、パフォーマンス面、将来的なコスト、セキュリティの面など考慮することは多くあります。

ある調査によると、現在クラウドを利用しているユーザで、2年以内にオンプレ回帰を予定しているユーザが8割もいるそうです。

使ってみなければわからない部分もあるので、まずはクラウドを使ってみてオンプレミスと比較してみるのもよいと思います。
もしくは、クラウドとオンプレミスの良いとこどりの製品を検討してみてはどうでしょう!

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縛られる働き方から、自由な働き方へ。 「IT × 知恵」を駆使して「本気であそび、本気ではたらく」を研究し、その結果を発信している OCH 公式 note です。