サーバー&クラウドでデータを確実に守る!「nas2cloudコンボ」
こんにちは。しろまです。
前々回、ファイル共有について記事にしましたが、その流れで今回は「データを確実に守る」がしっかり実践できる製品をご紹介していきます。
前々回記事👇
まず前提として、今回ご紹介する製品は中小企業向けの製品になりますので、予めご理解頂ければと思います。
ご紹介する製品は「nas2cloudコンボ」です。
「とにかく簡単、でも確実にデータのバックアップを取りたい」というニーズにお応えするために、弊社で開発した製品になります。
nas2cloudコンボとは
一言で表すと、ITに詳しい専門の社員が居なくても、誰でも簡単にBCP対策ができる、NASにクラウドバックアップと運用監視サービスを5年間分セットにした製品です。
BCP対策については、以前に記事にしてますのでぜひご覧ください。
コンパクトかつ堅牢なNASサーバ
筐体は、信頼性が高いHPE社製のMicroServerを採用しています。
4本のHDDを搭載しており、ユーザー利用領域と内部バックアップ領域の2領域に分かれており、それぞれRAID構成になっています。
万が一HDDが1本故障しても継続して利用することができます。
11.9cm×24.5cm×24.5cm と、とてもコンパクトでありながら、重厚なつくりをしています。また、縦置きもできるため、省スペースで済みます。
モデルは、2TBモデルと4TBモデルの2タイプがあります。
IT管理者要らずのシンプル運用
RAID構成になってるからといって、HDD故障をそのままにし、運用してしまうことは、データ損失の可能性があり非常に危険ですが、そのようなことはnas2cloudコンボでは発生しません。
監視サービスがセットになっており、HDDやクラウドバックアップの正常性などを監視しており、何か異常があれば、基本的には弊社からご連絡し、早急に対処します。
例えば、HDDの故障が発生した場合は、弊社サポートセンターより新しいHDDを設置先に送付します。
交換方法も至ってシンプルで、手順なども含めご案内します。
また、1日1回クラウドバックアップが実施されます。
設定等は特に不要で、NASに保存している全てのデータがクラウドにバックアップされます。
日頃の運用を気にしなくてもよいため、専任者を置く必要はなく、安心して業務に集中できます。
災害発生時などの緊急対応
災害発生時、もしくは故障等でNAS本体が利用できなくなった場合は、クラウド上のデータへのアクセスを弊社にて一時的に開放し、業務を継続させることができます。
また並行して、代替筐体へデータをリストアし、設置先に送付します。ここで、nas2cloudコンボの特徴として動産保険が付帯しているため、災害で全損した場合も、無償での交換が可能です。
PPAP対策に公開リンク機能
昨今PPAP方式(メールでパスワード付き.zipファイルを送信する方法)の、セキュリティ上の脆弱性が取り沙汰されており、官民で廃止が進んでいます。
その代替策としても使用できる公開リンク機能があります。いわゆるファイル転送サービスです。
ファイルをURL化し、インターネット経由でダウンロードができます。
発行したURLを外部の方へ共有することでファイルの受け渡しが可能になる便利機能です。
ランサムウェア対策
ランサムウェアの脅威については、もう説明不要だと思いますが、過去にランサムウェア感染の検証を実施した内容を記事にしています。
nas2cloudコンボには、スナップショット機能が搭載されています。
スナップショットとは、共有フォルダに保存しているデータを、ある時点での状態として保持する機能です。
NAS内に自動で1時間単位で12世代、1日単位で31世代のスナップショットを取得します。
誤ってファイルを消去したり上書きしてしまっても、誤操作をした本人が、過去のデータへアクセスし簡単にファイルを復元できます。
仮にランサムウェアに感染し、ファイルが暗号化されたとしても、スナップショットを使用すれば、暗号化前のファイルを取り出すことができます。
尚、アンチウイルスソフト(F-Secure Elements Endpoint Protection(EPP))も標準搭載されていますので、セキュリティ面で、より安心できるポイントになります。
nas2cloudコンボでできないことや注意点
最後に
いかがでしたでしょうか。
もし興味があれば、下記の製品サイトに詳細情報や関連動画もありますので、ご参考にしてみてください。お問い合わせも受け付けています!
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