Laboルーム作り~No.4 暖炉・壁掛けモニター設置編
前回、柱となるディアウォールの設置が完了し、自由に壁を装飾できるようになりました。今回は、そのメインとなる中央部のモニター設置スペースの制作を行っていきます。
1. 設置イメージ
イメージとしては、先ずこんな感じ。
3人が動ける導線を広く確保するためにも、空間はできるだけ節約したいと考えていたため、ディアウォールを使っての壁掛け設置は是非とも実現させたいスタイルでした。
しかしながら、TVほどの重量は無いPCモニターとはいえ、全荷重をディアウォールのみにかけるのは、製品の特性からいっても好ましくはありません。
そのため、壁掛けスタイルを実現しつつも、モニターの荷重をしっかりと支えてくれる作りも同時に織り込みたいと考えたとき、思いついたのがこちらでした。
暖炉です。
2. 暖炉型インテリアの導入
インテリアの面でも、アクセントとして設置したいなとは昔から思っておりましたので、こちらを併せて設置することで、加重を支えてくれる要素として組み込むことにしてみました。
とはいえ、もちろん本物の暖炉を設置するワケにもいきません。
上記のような暖炉型のインテリアも探せば見つかることもありますが、
サイズが部屋に合う寸法とはかぎらず、また価格も非常に高かったりすることから、既製品を購入するのは現実的ではありませんでした。
そこで、ここでもDIYです。
元となるのはコチラ
そう、カラーボックスです。
それも一番安い、1000円台のベーシックタイプです。
これを左右に並べ、表にホームセンターで売っているベニヤ板を貼ってしまえば、形としてはすぐに完成してしまいます。(前面の板には蝶番も取り付けており、開け閉めができる収納ドアにもしています)
前面に出ている西洋の造形物に見られるような装飾模様もですが、こちらも装飾用の既製品として、その模様の部分だけ独立して様々なタイプの商品が業者を通じて販売されています。(他の社員からお前が彫ったんか?!と言われることもありましたが)
「モールディング」や「オーナメント」という品名なんだそうです。
このような製品を数点購入し、後は百均ストアの木工コーナーにでもある
細い棒や、薄い四角形の木材をアクセントに加えてあげれば、すぐに本物の暖炉のような装飾ができてしまいます。
ハリボテのような形ではありますが、このような形で外観を整えれば完成です。次に、すぐ上部に位置する壁掛けモニタースペースの制作へ取り掛かります。
3. 壁掛けモニターを設置
取付金具にはそれなりの荷重がかかるため、2 x 4等の太めの強度がある
木材を使い、はめ込んでいきます。これらの加重がかかる部分は、真下の
カラーBOX暖炉にダイレクトで繋がっており、加重を分散させるように
なっております。
これでモニターの設置自体は完了ですが、この状態だと取り付け用の木材が
入り乱れる裏側が視界に入ってしまい不格好ということと、完全に壁にかけているように見せたいことから、レンガシートを貼り付けてそれらの部分を覆ってしまおうと考えました。
そんなこんなで、こちらも100円均一の商品を利用し、完成です。
ケーブル類も、表からは見えないようにドリルで穴を開け、裏から
通しております。
最後に、インテリアアイテムで主役となる一品を一つ紹介します。
写真には既に写っておりますが、こちら型枠だけではなく、実際に火を起こす暖炉も設置しております。(正式には、型枠の部分は、マントルピースと呼ぶようです)
近年たまにみかける、イルミネーションのゆらぎで炎を再現するような簡易タイプではなく、水蒸気を発生させながら暖色系ライトを当てることにり、あたかも本物の炎が揺らいでるように見せる特許技術を採用している dimplex オプティミスト という製品です。PCモニターを長時間眺めるのに疲れたら、窓の景色を見る他に、この炎を見ることでも癒やされます。
これで、部屋のメインとなる中央部分は整いました。
次回は、最終仕上げ、細かい全体の装飾パートに移っていきたいと思います。
それでは!
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